そもそも日本酒は、なんだか強烈で、臭くて、後味もよろしくない。
そんな風に思っていました。
先日、友達と忘年会と称して居酒屋でワイワイやりながら勢い余って飲んだ日本酒は、まさにそんな味だった。
一言で言うと「安酒!マズー(−−;)」という印象。
しかし一言で「日本酒」と言ってもそれこそピンからキリまである。
現在気に入っているのは秩父菊水酒造さんの「秩父小次郎 大吟醸」。

そりゃ、「十四代」とか「龍神丸」とか間違いなく美味しい酒も良いんだけど、なかなか入手できないお酒っていうのは楽しく、気兼ねなく飲めないもんね。
7/21、日本酒の右も左も分からないボクがドライブがてら、いきなり単身酒蔵に向かい対応して頂いたスタッフの方にこのような質問。
「日本酒をこれから始めてみようと思うんですが、なーんにも分からないので教えて下さい」
おおまかに言うと、こんな感じ(笑)
スタッフの綺麗な女性が「普段はどんなお酒を飲まれてますか?」と質問され、それに答えると「それでしたら、大吟醸あたりが・・・」との事。
(本当は日本酒の味見をさせて貰えるのだけれど、ボクは自動車で行ったので味見はできず。残念!!)
言われるがままに買って帰ったのが秩父小次郎大吟醸。
爽やかな吟醸香がして、飲んだ後も嫌みがなく、ついつい2口目、3口目・・・とおちょこが進んでしまう。
クセがないので、和食のお供にぴったり。
この瞬間から、秩父菊水酒造のファン。
そして12/15、買って帰ったのが「にごり生酒」。
にごりって、ちょっとクセが強そうだな〜と思っていた。
お味の感想。
炭酸ガスがお酒の中に溶け込んでいて、プチプチした感覚がちょっと楽しい。こりゃ、酵母のパワーかな??
大吟醸よりも甘口で米麹の味もしっかり残っている。
いわば、白酒に近い。
好きな人とダメな人がしっかり別れそうな味。
ボクも「こりゃ、全部飲みきれるだろうか?」と心配になってきた。
しかし、生酒の面白いのはここから。
麹が生きているので、開栓後どんどん味が変化していく。
酒瓶の中で麹や酵母が「かもすぞ〜!!」と元気に働いているのだ。
飲み始めて3日目に気がついた。
あれ?酸味が強くなって、最初よりもぐっと飲みやすくなってきたぞ。
あら、こりゃスイスイーっといけるね♪
結果として、ちゃんと飲みきった。
しかも、美味しかったという印象付きで。
人によって、開栓した直後がいい人もいれば、2〜3日してからが良いという人もいるだろう。自分のお好みのタイミングを見つけるっていうのも日本酒の楽しみ方である。
ガイドブックや漫画で起きたブームに乗っかるのも良いけれど、自分だけのお気に入りの銘柄を見つけるのもとっても楽しい。
余裕があったら酒蔵に脚を伸ばしてみよう。