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2017年02月06日

ふるさと納税について考える

ここ数年、ふるさと納税が人気である。
ボクが住んでいる埼玉県飯能市でもふるさと納税のPRを行っている。


自分が生まれ育った市町村の為に支援をしたいという思いから税金の納付先を変えるというのが当初の流れだったと思うけれど、最近は「返礼品」目的という方も多くなっているのではないだろうか。
それはそれで、ルールの上でOKなので構わないのだけれどそれが行き過ぎるとどうなるか考えてみたい。



第三セクターの列車を例にしてみよう。

話が大きくなりすぎないように、第三セクターの鉄道会社が運営を続けるのに必要な費用が月に300万円だと仮定する。
この第三セクター、「おうち」駅と「かいしゃ」駅を結んでいる。

鉄道会社は利用者が500人いると仮定して、定期券の料金を6000円に設定する。
この想定利用者人数を上回る利用者があれば、利益が発生するので駅や列車のサービス向上(増便、待合室での冷暖房設置、あるいは料金ダウンなど)を行うことができる。

ここで、出発地点「おうちから徒歩10分」駅と行先「かいしゃから徒歩10分」駅でサービス提供を行っていて、走っているのは全線お隣の県、料金は同一ながらも「乗車する毎に限定おせんべいがもらえる」というサービスを行う鉄道会社Bが登場。


さて、どちらの鉄道会社を利用するのか?というのがふるさと納税に似た例である。

利用者500人を想定している第三セクターが他の鉄道会社に顧客を奪われ利用者が300人になると、当然のことながらサービスの継続を行うことができず路線は廃線となる。
廃線となったエリアは誰も手入を行わなくなり環境が悪化する。

逆に、利用者が1000人になればサービスの向上が期待できる。



納税というのは「自分の住んでいるエリアへの投資」であるとボクは思っている。
ガスや水道、道路、治安維持などに対して税金というお金を払っている。
一部の人間がこの支払先を変更しても大きな影響は出ないだろうが、住民の50%が変更したら地方自治は行き詰るのではないだろうか。

断水が続き、道が荒れ、人の住まなくなった街なんていうバイオレンス漫画の一場面みたいにならないよう、
「返礼品」に惹かれて納税先を変更するっていうのがプラスなのかマイナスなのか、ちょっと考えてみても損はないと思う。
その上で出した結論であれば、それはそれでOKなのだろう。
posted by かずま at 17:49| Comment(2) | TrackBack(0) | 考えてみた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご無沙汰しています。
(*´∀`*)
ふるさと納税はいますごいことになってますね。
NHKで東京が騒いでいたけど、
確かに都会では特徴出しにくいのはわかります。
保育園1つぶん、小学校1つ分のお金がでていく、とか聞いて、そこまで流出しているんだなと思ってびっくりしました。

今私が住んでいるのは大阪の豊中市なんですが、それこそ、特徴はあまりない貧乏な市です。
結構戻ってくる方が多いので、愛着はある市だとは思ってますけど。

わたしはふるさとは、遠くに離れないと愛着湧かないものですね・
実際私はあまり帰りたくないし。
異文化の中に住んで初めて、懐かしさを感じるのだと思います
わたしは西文化育ちなので、東に行ってれば、帰りたいと思うのかもしれません。

では、またー
(⌒∇⌒)ノフリフリ
Posted by shiro-chan at 2017年02月07日 13:30
>shiro-chan
お久しぶりです。
「ふるさと納税」という名称ですが、自分に縁もゆかりもない地域への納税も可能なので、そういう点では株主優待に近いと思った方がイイかもしれません。

今回書いた記事は「集団行動論」の基本的な部分です。
「全員が同じ目標に向けて10の出費を協力すると12の見返り(2の利益)があるけれど、一部の人間の造反で利益がゼロになるという。
こういうのは社会学で学ぶんですが、なかなか難しいものです。

保育園1つ分の税金が他のエリアに逃げていく、、、新米ママからするとオオゴトですよね。
自分のエリアの環境をよくするためにも、安易なふるさと納税は狙わず、じっくり考えたうえで取り組んで欲しいものです。
Posted by かずま at 2017年02月08日 20:38
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