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2010年07月02日

オシムが喜びそうな升田幸三語録

かつて将棋界に「升田幸三」という男がいた。
非常にウィットに富んだおじさんで、数々の名言を残している。

これ、イビチャ・オシムが聞いたら中々喜ぶんじゃないだろうか?って思ったわけなので、Blogにて紹介。

棋士はなくてもいい商売だ。
だからプロはファンにとって面白い将棋を指す義務がある。


好調というのは、力のない者が偶々勝っていることをいう 。
ワシの場合は順調というのが正しい。


升田「名人なんてゴミみたいなモンだ
名人「じゃぁ君は何なんだ?」
升田「ゴミにたかるハエだな


(難しい局面で「どちらか勝ちそうですか?」と聞かれて)
強い方が勝つだろう



正直、このオジサンは口が悪かった。
しかししっかりとした価値観の持ち主であった。

例えば、昔の将棋の名人戦は七番勝負で4勝すると勝負は決まるのだが、第1戦から挑戦者が4連勝したとしても7局勝負をしなければならない事になっていた。
4勝している方が香車を落として(ハンディキャップをつけて)対局をする。
しかし、升田はこのシステムに反対だった。
「名人が挑戦者に駒落ちで負けてしまったら、名人のプライドに大いに傷が付くじゃないか」と。
そしてこの杞憂が現実のものとなってしまう。
しかも、升田自身の手で。
升田の3勝1敗で迎えた名人戦第5局。升田が勝利して名人位の獲得を決める。
そして次の試合、升田が名人と「香落ち」で対局する事になる。
ここで升田は悩んだ。
手を抜いた将棋はさせない。
かといって勝ってしまっては名人の面目がつぶれてしまう。

ここで升田は対局のボイコットをしてしまう。
「対局旅館の前で呼び鈴を押したけど誰も来ない。失礼だ。対局しないもん!プンプン」
こんな感じで。

名人の威厳を保つ為に自ら悪者になり(旅館に迷惑掛けたけど)「名人が香落ちで負ける」という史上初の汚点を回避したのだ。
事態を重く見た将棋連盟は升田の除名処分を検討するが、多数の在籍棋士の反対によって除名は免れている。
除名処分を検討された時、升田は大層焦ったことであろう。


この後、対局先となった旅館に升田は書を贈っている。

強がりが雪に転びて廻り見る

一体この書に、どんな思いを込めたのだろうか。
posted by かずま at 16:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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